明日までということで慌てて行ってきました。(日曜日の話ね)
山種美術館好きなんです。今年2回目。1月のはかわいい展示でした。ゆるかわ、癒しの日本美術っていうのだったかな?
癒しの日本美術 ほのぼの若冲 なごみの土牛でしたよ。
東山魁夷も好きなので何度か目なのですが、たまに観たくなるんですよね。
坂の上の美術館なのであんまり暑いと行けない気がしていたのですが、雨模様ということで急遽行って来た感じ。結局降らなかったんですけどほとんど曇り。良かった。暑かったら倒れそう💦
ここ着物か浴衣だと割引あるんですが、あんなところまで行ったら着崩れるじゃろうと謎のサービスに思えます……。バス分割引ってことなの?
撮影が毎回許可が一枚くらいなんですよ。
今回はこれ
「緑潤う」
今回は東山魁夷の作品を中心に日本の夏をテーマにした展示でした。
撮影が後のはダメだったのでリトグラフが販売されている物の画像をお借りして貼っておきます。
買ってくださいっていうんじゃありませんから。(笑)
今回のウリの一つの魁夷の京洛四季
川端康成に 京都が残ってるうちに絵を描いてください、と言われ描き始めた有名な連作。
読売新聞とってるお宅の方は見たことあるでしょう✨
春静
秋彩
年暮る~京の雪夜の風景ですね
これ好き❤️
やっぱり東山魁夷は青。魁夷ブルーとか東山ブルーと言われているようですが、この色合いがみたくて観に行っている気がします。あと春静みたいな森の緑と。
技法のことはさっぱりわからないのですが、東山魁夷の絵って雪が降った音の無い朝を思い出すのです。
穏やかさとも違う静けさをいつももらえる気がします。
あ、こういうの静謐っていうのかな。
頭がガヤガヤして空にしたい時観に行きたくなる私です。
家のリフォームで買ったリトグラフがあるのですが、そういえば無意識で東山魁夷っぽい色合いを選んでいた気がします。
好きな色合いだったんだなぁ。
夏の特集だからあるかな?とも思っていたのですが川合玉堂の五月女が展示されていました。
嬉しい💓ここの所蔵作品なんですけど、1月の時は展示はなかったんですよね。
この方の絵、なんともいえず柔らかくって好きなのです☺️
顔がどの絵も優しいの。呑気感がたまらない。
鵜飼っていうのも今回展示されてて鵜飼達の表情がやっぱり気取りの無い素の感じでした。
私あんまり繊細で緻密なものよりはゆるみがあるものが好きみたいです。
メインは魁夷の満ち来る潮 でした。
とても大きな作品なのですが、元々は皇居東宮殿にある夜明けの潮
と同種の作品を山種美術館初代館長に依頼されて制作した作品のようです。
白い峰
北欧の雪景色。これも好き。
白い壁 グッズのクリアファイルの写真しかなかった💦
これもとっても落ち着きます。大好き。
春来る丘
魁夷作品の他にも夏繋がりの絵が沢山ありました。
華火 画像が借りどころ無さそうでしたが、 桐の木の上に花火の絵。
彩色の上から金がのっててしかも金の線が細い✨
技巧派って感じの絵です。絵というか道具物の柄的な感じ。
並木秀俊という現代作家さんの絵だったのですが、きりがね戴金という技法でデザインも古典文様からの応用で興味深い作品でした。
ケースに参考になっている古典紋様や金属切り出しの為の道具なども展示してあってとても面白かったです。
一番昔の細工ものっぽく見えるのに現代なのね。
奥村土牛は何点かあったのですが、作品毎にけっこう作風変わる方で観る度ちょっとびっくりします。今回のだと琵琶の木の下に子供がいる絵が好きだったかな?
物語絵なんかもありました。 森村宜永さんの源氏物語から着想した絵が私的にタイムリーで嬉しくなりました。
夕顔のところのワンシーンを切り取った絵なんですが。
夕顔に言われて女の童が扇子に花をのせて源氏の従者の惟光に差し出しているところ。
だから夏特集で選ばれたのね。
安藤広重も2枚。
大はしあたけの夕立
上村松園もありましたよ。着物の柄をアールヌーボー風に描いている作品があって、そういう試みもする方だったんだ〜😳、と思いました。
帰りにちょうど雨が降りそうだったので併設のカフェでお茶してきました。
川合玉堂の五月女モチーフの和菓子があったので、これは注文せねば!と。
まあ、普通に抹茶と練りきり和菓子なんですけどね。美味しかったですよ。
なんとか夏のうちにすべり込みセーフで観ることができて幸せでした😊
今日急に秋がやってきた感じですもんね🍂
これ、自分が観たかっただけで、子供に見せたいとかそういう意識の高さは無かったですよ😅
そういや私子供に良さそうでも自分に興味無いことは勧めないタチですね。
だって本気で推せないでしょ。無理なことはしない。(笑)
ポチッとすると良いことが❗️(私だけに)