私達が泊まった大正池ホテルは星降る宿という二つ名のある、星を観るには最高のお宿だった。
私は星の名前なんぞ琴座のベガくらい(エミリーシリーズで嫌でも覚えるのデス)しか知らない朴念仁だが、せっかく泊まっているんだからここは風流人のふりをしようとホテルの講座に参加した。
先生のお話はこの時期観られる星に始まり、世界の月に見える何かの話など興味深いトリビアも沢山で面白かった。
これは星空ツアーも面白いに違いない、と期待が高まる。
ちょっと無理かもね、という予感はあったのだ。
実はリフォームの混乱で、映画とか遠くを観る用のメガネが行方不明になっていて🥲
(いやいや探しなさいよ)
1.0ないかなぁ、くらいのをつけて行ったのだが、やっぱり星はよく見えない。
そうだよね。星って絶対視力検査の下の方の大きさじゃないの。
近くを見ることの方が多いのでつい面倒くさくって探さずにいたんだが、やっぱり横着で後回しにする性格ってこういうふうに損をすることになるんだな…。
星降る宿に泊まる時は服や化粧水より良く見えるメガネ‼️
(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾
化粧水と書いてて思い出したが、大正池ホテル、元山小屋だから仕方ないのかもしれないが、今時の至れり尽くせり感はなかった。
大きなお風呂の脱衣所って女子の方は化粧のリムーバージェルが大抵あるのだが、顔にも使えるフォームがあるだけで綿棒もなくて驚いた気がする。
(部屋には綿棒も歯ブラシもあり)
前日のビジネスホテルがチョイスでパックまでもらえたのに、と思うとちょっとびっくりだった。逆にあそこがきめが細かくて優秀だったのかな。
まあ、自然観察の為のホテルだから。
お食事はとっても良かったので贅沢言っちゃいけないか。
一人さっさとお風呂に入り、たっぷり歩いて疲れたせいか、私にしては珍しく12時前に熟睡できた。
そしてこれがスマホで撮った月。
真っ暗なのわかるでしょ〜?
講座でも先生が言ってらしたけど、前日が満月だったから 十六夜の月。
日本語も月も美しいな。
本当は星を観にくる人には月が眩しい夜って不評らしいのです。
星が目立たなくなるもんね。
私には良く見えるから月で良かったんだけど。
朝もやの大正池が観られるのも人気の理由のひとつなのだ。
5時過ぎくらいまでぶらぶらしていたのだが、朝もや狙いの方とかけっこう他にも人がいた。残念ながらモヤは全く出てくれなかったのだが。
部屋に戻ったしっかり明るくなってきた頃にはリュック背負って河童橋方向に歩き始める人がポチポチいた。元気だな。
次が最終日、明神池までの往復です。
ポチッとすると良いことが❗️(私だけに)