パス欲しさに観に行った999なのだが、やっぱり良かった✨
私サントラを多分家で買ってもらって聴いていたようで。
ストーリーはさよならとごっちゃになっていたりして忘れ気味だったのだが、音楽は挿入歌まで二番の歌詞がすらすら出てきて自分にドン引きした。
有名過ぎて説明いる?と思うのだけれど一応ざっくりと。わかってる方パスで。
人間の機械化が実現し貧富の差が激しい宇宙時代。
機械化していない貧困層からは尊厳も権利も奪われている。
主人公星野鉄郎は幼い頃、機械伯爵に母親を狩られ、自分も機械の身体を手に入れて復讐することを誓ってスラムでみなしご達とタフに生き抜いている。
庶民では到底買えない機械の身体だが銀河鉄道999に乗ると終着駅でただで機械の身体がという。
なんとか無限パスを手にいれようとするが警察に追われ、謎の美女に助けられる。
その母親そっくりのメーテルに私と一緒に旅をしてくれるなら無限パスをあげる、と言われ二人の宇宙の旅が始まる…
書いてて思ったが、
鉄郎もっと疑おうぜ⁉️
どう考えても闇バイト的な胡散臭さが最初から漂ってるじゃないか。
いつの時代もただより怖いものないんだぜ‼️
原作だと途中の駅(惑星)がそれぞれ違っていて面白いのだが、そこはストーリーの展開上必要ないくつかに割愛されている。
駅の滞在時間はその惑星の自転1周時間というのが子供心に面白くって好きだった。
王道な未来設定ストーリーで、出てくる昭和メカ(丸い計器がやたら並んでるアレ)や大金でもキャッシュレスじゃないとかはやっぱり昔の話だな、と思うけどそこを気にしなければ大筋は今の世代にも面白いんじゃないかなぁ〜❓
マンガに描いた非ジェンダレス的なところがもしかしたら一番ダメなのかもね。
ちょうど予告でモアナ2を観たので時代変わったもんだよ、って思ってしまった。
(あ、でもスターウォーズ、初期でも姫も戦ってたか)
あと、酒場でリューズが唄っているシーンの浪花節的?演歌的?な昭和臭。
ガンダムのククルスドアンの島を観に行った時にザ昭和ギャグなシーンでお尻の辺りがもぞもぞした感じを思いだした。
私はいいんだけどさ、若い子大丈夫💦?みたいな。
主人公鉄郎の朴訥で生真面目(うぶって意味の)な性格はもしかしたら令和の超草食系男子達の方が共感できるんじゃないのかな〜。
この作品のテーマって限りある人生を自分なりに大切に一生懸命生きていこうってことだと思うんだけど、そこはメッセージとして永遠というか、色褪せていないんじゃないかと思う。
リアタイで観た時は、二度とない若者の旅立ちの時、とか青春の刹那表現がピンときていなかった気がしたがそこのところはやけにだよね〜としみた。
鉄郎のようにドラマティックなことなどとりたてて何もない青春だったが、もう遠い昔で戻ってこないところだけは同じなんだよな。
急に感傷的に込み上げてくるものがあってちょっと泣きそうになったが
いやいや これ観て泣いて出て行きたくねえわ‼️
と眼をギョロつかせて乾燥させながら通路を歩いていった私だ。
こういう見栄の張り方とか余計なものがついちゃってるのが年をとったってことなのかな。(笑)