しぼりだし日記

子育てほぼ終了主婦の思い出しエッセイ漫画

ダンジョン飯を観ていて自分のヘキに気がついた

ダンジョン飯の感想を書こうと思っていたのですが、頭に浮かぶ色々を取り上げていたらどうも私ちょっと変なヘキがあるのかもしれない、と気がつきまして。

 


今回はそこを書いてみることにしました。
ダンジョン飯の純粋な感想は近々。

長いし変態っぽいのでダメそうな方スルーで‼️

繊細な方読まなくって良いですよ❗️😅

 

 

ダンジョン飯はダンジョン内で竜に喰われてしまった妹を助ける為に少ない予算で再度ダンジョンに挑まねばならぬ、という言い訳でダンジョン内の魔物を倒しながら楽しく食するという話なんです。

 

 


急がないと妹が消化されちゃって蘇生不可になっちゃいますからね。

これ、魔物を食べようぜ❗️を言い始めた主人公がけっこう善人ではあるんだけどヤバいやつだった💦という感じで。

 

ネットでの感想を読むと主人公のライオスには感情移入しづらいっていう意見が多いのです。
主人公、なにしろ妹と魔物を分離させる為に魔物部分を食べようとしますしね。妹喰ったやつなのに。
鳥もどきや魚もどきの魔物はまだごまかせそうだけど亜人系(人型魔物)も積極的に食べよう勧めようとしちゃうし。

倫理的にどうなの❓とは思います。確かに。

 

 

 

作中で周りの人間達は、主人公の「魔物を食べてみたい」という自分達の感覚からは理解できないえたいの知れない欲求に恐怖感すらおぼえるのです。


オークの娘さんなんぞ、オーク簇の社会的な地位の向上の為に主人公に嫁げと長の兄に言われ、ちょっと味見される自分を想像して涙します。

オーク全体の為ならこの身の犠牲など…とか言って了承しちゃうんですが。

いやそこは断ろうよ❓( ̄◇ ̄;)


(そこの無駄に崇高な決意がずれててまたおかしいんですけど🤭)

 

 

 

どうも主人公の魔物食いたい欲は現実世界の感想でも是非が分かれるようでして。


うちでちらっとダンジョン飯を勧めた記事の時に、コメントで美味しそうとは思えないという率直な感想がきて、私びっくりしたんですよ。


で、ネットの感想書き込みを読んでみたら美味しそう派とやべえな派とけっこう分かれてるの。


あれ❓みんな、美味しそう😋どんな味かしら〜❓

って思ってみるマンガ(アニメ)じゃなかったの⁉️😳😳

 


私そっちにショックを受けましてね。

みんな、それどんな味?って思っちゃうものではなかったんだ⁉️


とくに亜人系に対しての食欲が、カニバリズム(食人)的なやばみを感じさせるようですね。

 

 

 

そういえば私、なんだかカニバリズムに対しての忌避感が薄めなのかもしれません。


むしろ、思い返すと積極的にそういった感じのものを探したり読んだりしていたような気もします…… 🙄

 

 

 

私が子供の頃、お隣のお宅に手塚治虫先生や石ノ森章太郎先生の漫画が本棚丸々くらいあって、ジャングル大帝海のトリトンは隠れてそこで読んでいました。


ジャングル大帝のラストってご存知の方も多いでしょうが、レオと髭オヤジが雪山で遭難するのです。


いよいよダメかもしれないという時に、レオは自分を殺して食べて毛皮で暖まるといいと切り出します。
髭オヤジは親友を食べるなんてとんでもない、と断るのですが、レオはわざと襲いかかり髭オヤジに自分を殺させます。


髭オヤジは泣きながらレオの身体を割き、毛皮を身体に巻きます。
「肉…」「毛皮…」と呟きながら。

 

そうして生き延びるのです。

 

 

私この時小学校低学年だったんですが、もちろんショックに震えながら読みました。

でも、同時にレオってどんな味だったんだろう、とも思ってしまったんですよね。

 

レオはライオンなのでもちろん髭オヤジの行為は食人じゃないんですが、感覚的には人語を理解してコミュニケーションがとれる存在って私にはもう人と同様で。


その時にカニバリズム的な受け止め方になっちゃったんじゃないかと思うのです。是として。

そこでの友人食は命を譲り受けるもの。

悪では無かったのですよ。


小さい頃の刷り込み怖いですね。やっぱりみたもの読んだもので性格や嗜好が形成されるってあるんだな、と思います。

 

 

 

 

 

大人になってから、「羊たちの沈黙」っていう小説と映画が一大ムーブメントになりました。

 

 

 


私このシリーズが異常に好きで小説今も全部持っているし映画も勿論映画館まで観に行ってます。ライジングまで行ってる……^_^;

 

 

 

これ、読んだり観たりした方多いんじゃないかと思うのですが。

レクター博士の人食シーン。

 

 

 

以下 ハンニバルより抜粋

 

 

人間業とは思えない器用さで、博士は固まった△△を皿に移し、スパイスを混ぜ合わせた小麦粉を軽くつけてから、新鮮なブリオッシュのパン粉をまぶした。
そこでソースを完成させておく必要がある。
 彼はとれたての黒トリュフをすりおろしてソースに入れ、最後の仕上げにレモン汁を搾ってそこに加えた。
 レクター博士の早業はつづいた。パン粉をまぶしておいたスライスを素早く炒めて、両面がキツネ色になるように仕上げたのだ。
「ううん、いい香りだぞ」クレンドラーが言った。
こんがりと炒めた△△は温めた皿に置かれた堅いパンの一切れにのせた。最後にソースをかけ、薄く刻んだトリュフをふりかける。付け合わせは、パセリと、茎についたそのままのケッパーだった。そこにクレソンを添え、キンレンカの花をのせて少し高さを加えると、出来上がりだった。

 

 

 

美味しそうだな?って思って読んだの私だけじゃないですよね?

 

 

△△が△△だっつうのを除けば高級料理の描写でしょ?
良い香りだぞ❗️(°▽°)、って言ってんの△取られた本人なんですけど。

 

 

 

このシリーズ、一番ノリノリで書けてるのってハンニバルじゃないかと思うんですが。

レクターの食事はバベットの晩餐のフレンチフルコースの描写のように細やか、かつ優雅。

彼らの咀嚼に合わせて自分の食感を総動員して夢想するのです。

 

 

 

 

 

白子みたいな感じなの❓△△って…✨(*゚▽゚*)✨

 

 

 

 

 

うっとりしてちゃダメなんだけどさ ( ̄ー ̄ )

 


あれ?私やっぱりちょっとヤバいんですか…(´ཀ`)

 

でも殺人の良し悪しは別として、どんな味なんですか、それって思ってしまった人ちょっとはいたと思うんですよ。

 

 


他にも、私短大の頃、現代史研究会っていうちょっと左傾気味のサークルで大戦前後のことを勉強したりしていたんですが(もう忘れてますよ)、そこから戦時中の残虐行為を調べるのにハマっていた時ありまして。

こういうの読んだり

 

海と毒薬 遠藤周作

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その流れで「ゆきゆきて神軍」っていう、大戦中、東南アジア戦線の日本軍で人食行為があったのでは、っていうことを調べる突撃ルポを映画化したものを観に行ったりしたのですが…

 

 


これ観に行ったときも、食べたのかどうかってことがテーマだったので(違うか。そういうことを戦後の平和日本であっても追求せずにいられない奇人を追いかける、というていだった気が…)結局実際に食べた時の具体的なことは(味とか食感ね)一切なくて。


そこにちょっとガッカリしたした記憶があります。


一応、戦争という極限状態の中での陰惨な出来事を忘れない為に、とか理屈をつけて観に行ったんですけどね。

ものすごく下世話で禁断の食リポ期待してたっつう…(´ཀ`)


やべえな、私。

 

 

水木しげる先生も、私本もっているのって鬼太郎じゃなくって戦争ものなんですよね。

 

 

 


それも食人関係あるらしいって聞いて購入したんでしたよ😰

 

 

 


こうしてあげていくと、ライオス以上にダメっぽい気がしてきました。

 

まさかこんな年になって自分の変なヘキを自覚することになるとは…

自分でも忘れてましたよ。

 


ちょっと変態かもしれませんが、害は無い変態ですので。

 

 

 

 

何、この悪いスライムじゃないよ、みたいな終わり方😑

 

 

 

 

ちょっとヘキ臭するやつ

 

erieringi.hatenablog.com